調律
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なぜ調律が必要なのか
オーケストラの演奏会では始まる前にオーボエに合わせて、一斉にチューニングを行います。
ギター、ヴァイオリン、三味線など弦を張った楽器は演奏の度に音を合わせます。
それらのように、すべての楽器はチューニング(調律)が必要なのです。
ピアノの場合、鍵盤の数は白伴、黒伴合わせて88伴ですが、ひとつの鍵盤で2、3本の弦が張ってあるので1台では約230本の弦が張られています。弦の1本当たりの張力は約90キロあるので全体では約20トンもの力で弦を引っ張っています。また、弦は鉄や鉄の周りに銅線を巻いた金属ですので温度変化により膨張・収縮を繰り返しています。
その弦は長さや太さがすべて異なりますので伸びる長さも違ってくるのです。弾いて音が出るということは弦を叩いて振動させるということです。弦が振動している時は瞬間的に弦が伸び縮みしています。よく弾く音とあまり弾かない音でばらつきが出るのは当然です。以上のことからピアノという楽器は使っても使わなくても温度・湿度の変化や張力だけで弦が伸びて、音程が下がっていきます。全部が均等に伸びるのではなく、使用度の差でばらつきも出ます。
音程の低下やばらつきを修正するためには調律が必要です。
柿木ピアノ調律はキレイな音、弾きやすいタッチ、気持ちの良い音で練習することが上達する近道だと思っています。
是非、定期的な調律を行ってくださるようお願いいたします。
アップライトピアノ(UP) | 13,200円 |
グランドピアノ(GP) | 16,500円 |
その他のピアノ | 店舗にお問い合わせください。 |
※福井県嶺南地方、石川県のお客様につきましては別途出張料1,100円~(税込)がかかります。
※5年以上調律をされていない場合でも、割増料金はいただいておりません。
※調律後3ヶ月以内のアフターケアにつきましては、すべて無料で行っております。
その他のメンテナンス
ピアノ修理・消音ユニットの取り付け
柿木ピアノ調律では、消音ユニットの取り付けの他、オーバーホール、クリーニング、弦交換、ハンマー交換、クロス張替え、保守・点検など、様々な修理を高い技術と適正料金にて承っております。
また、タッチが重いので軽くしたい、軽いので重くしたい、音色を変えたい、などのご要望にもお応えいたします。
料金につきましてはお客様のピアノの状態によりますので、詳しくは、お電話(TEL 0776-43-9815)にてお気軽にお問い合わせください。
各種修理 | お見積り |
UP保守調整 | 22,000円 |
GP保守調整 | 55,000円 |
修理の事例
事例1
年季の入った鍵盤は写真のように変色していきます。
そのままにしておくと見栄えが悪いのはもちろんのこと、タッチの感触なども悪くなってしまいます。
そのため、変色してしまった部分を張り替えます。
事例2
フレンジコードの劣化により腐ってしまい切れてしまいます。また、ここで最悪なのはフレンジコードは一度切れ始めると一斉に切れます。フレンジコードが切れたままでの演奏は、バットスプリングが外れ持ち上がってしまいます。また、ダンパーレバーと接触をした場合は変形しバットスプリングまで交換が必要になることもあるため甘く見てはいけません。
張り替えることで再生が可能です。
保守調整の事例
調律されていない年数による割増料金はいただいておりませんが、前回の調律より5年以上間隔があいているピアノには保守調整をお勧めいたします。
事例1
フロントピンの研磨をすることで鍵盤の滑りが良くなりタッチが軽くなります。
いい音を演奏するためには、滑らかな指運びができるように、定期的に磨き上げ、タッチを軽くしておく必要があると考えております。
その他にも鍵盤の高さ調整をして傾きや隙間を無くすことも可能です。
※外装を外して中を見た時修理が必要と思われる場合、その場で説明、お見積りいたします。
※お見積りは北陸三県出張料を含めて無料です。お気軽にお問い合わせください。
※調律作業後3ヶ月は見直し無料で行います。3ヶ月以降1年までは出張料3,000円で見直しいたします。
クリーニングの内容
ピアノは時間の経過とともに埃の層を纏い、輝きを失っていきます。また、金属部分なども同様で、錆が出てきたり、フェルト部分がすり減ってきたりします。
それらは適切なメンテナンスにより、購入時のような姿に蘇らせることが可能です。
- 外装の磨き直し、艶出し
- 裏側の響板清掃
- 鍵盤クリーニング
- 天屋根および鍵盤蓋の蝶番の磨き直し
- 錠前、ネーム部の磨き直し
- ペダルの磨き直し
- 鍵盤下の清掃 etc…
外装クリーニング ※内容によって変動がございます。要お見積り。 |
55,000円~ |
オーバーホール
オーバーホールとはピアノを工房でお預かりし、分解、弦、ハンマー、フェルトなどの部品を新品に交換後再度組み立てをすることです。ピアノをお持ちの方、特にグランドピアノをお持ちの方は5~10年に一度、オーバーホールすることをお勧めいたします。
また、オーバーホールを実施することにより、通常の調律のみで十分満足いただける状態を維持することが可能となります。
オーバーホールの内容
オーバーホールすることにより、タッチ、音色、外観が格段に蘇ります。
- アクションの調整
(タッチ・鍵盤の調整) - ダンパーの調整
- ペダルの調整
- ハンマーの整音
(ファイリング整形、ニードリング) - 各部のグリスアップ
- 掃除
(アクション、鍵盤下、響板、etc…)
※表示価格はすべて税込価格です。
保守調整サービス
アクション(内部機構)のオーバーホールでピアノの寿命を延ばし、弾きやすいタッチ音色を作ります。
このサービスの特徴は、当店の「高い技術力」「豊富な経験」「国産輸入全メーカー対応」です。
概要
- 内部清掃(アクション分解掃除、響板、フレーム、鍵盤下の埃除去など)
- 各関節部へのグリスアップでタッチを軽くし、摩耗防止する
- 鍵盤高さ・深さを0.01mm単位で揃える
- アクション調整(0.01mm単位で500個以上のネジを10工程にわたり調整し、タッチを揃える)
- ダンバー調整(止音状態に揃える)
- ペダル調整(ダンバー・シフト・ソステヌート・ベタルボックス)
- ハンマーフェルトの整形、整音(音色を揃える)
- その他(部品交換など)
- 外部ワックスがけ
使用例
①長年の使用で弦の跡(溝)が深くなっている。
②ハンマーの表面を加工し、元の形へ復元する。
③鍵盤の下には埃がいっぱいたまっている。
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お問い合わせ
お問い合わせ先:柿木ピアノ調律